従来の灯りは可視光(照明等)がメインでしたが、照明光ではなく励起光＝眩しくない光を作るために緑色蛍光シルク(以下、ＧＦＰ繭)の応用製品の研究・開発に取り組み始めました。

GFP繭は、2008年ノーベル賞を授賞した下村脩博士が発見したオワンクラゲの緑色蛍光タンパク遺伝子（GFP）を、遺伝子組換え技術によりカイコに導入して作られました。

この遺伝子組換えカイコは、緑色に光る繭を作ります。
その繭から繰糸した緑色蛍光シルクは、光源色を照射すると緑色に光ります。
しかし、照射すると光源色が強すぎてしまい橙色のフィルターを通して見ないときれいな緑色蛍光を見ることはできませんでした。

当社は光源色(励起光)とGPF繭双方の追究を行った結果、
橙色のフィルターなしに美しい緑色に光らせることに成功しました。

同時に、睡眠時の覚醒作用を抑えた「眩しくない就寝灯り(繭灯り)」という科学的にも革新的な製品も誕生しました。

１） 眩しくない就寝灯り

「ＧＦＰ繭」「励起光内臓」「励起光眩しくない灯り」

２） 面励起光によるＧＦＰ繭ディスプレイ研究品

 

３）EL仕様の励起光ＧＦＰ繭使用織布 （厚手）研究中

 

４）LED仕様の励起光ＧＦＰ繭使用織布（薄手）研究中

 

今後はGFP繭を素材とした服飾(ドレスや帯等…)・インテリア雑貨に用いる際の励起光の研究やバイオテクノロジーの利用×灯りの展開になど微弱発光LED光源の大型化、平面化等の技術開発による新たな製品群の開発にも邁進してまいります。

従来、蛍光管を使用していた製品を、
水銀レスの環境と薄型の面光源を独自に開発し、
日本で最初に公共施設・商業ビルに採用される。

 

【設置場所】

・２００６年（平成18年）2月
商業ビル（表参道ヒルズ）の案内板・ロゴ板としてLED仕様の面光源板
（案内板61台・ロゴ板１台）

・２００６年（平成18年）３月
商業ビル（六本木ヒルズ）中庭とその周辺に歩行者用方向案内板に始めてLED仕様の線光源が蛍光管の代用として採用
（72本　2010年3月末現在：メンテナンス回数「0回」）

・２００７年（平成19年）10月
東京駅八重洲北口に新しく建ったグラントウキョウ（大丸百貨店）の周辺にパワーLED仕様による内照式案内板が多数設置された。

・２００８年（平成20年）　2月
東京赤坂5丁目TBS開発プロジェクトにおいて、自立型内照案内板内照ポスターサインケース用にパワーLEDによる面光源版と線光源を合わせて２００余基設置する。
（新しいLED照明空間の誕生）　

・２００８年（平成20年）3月
東京都地下鉄建設株式会社様ご依頼による、東京都新交通日暮里舎人線の全ての駅13駅と日暮里２箇所計１５基のパワーLED仕様による面光源板とLED線光源によるダウンライトを各駅施行担当建設会社JV様に納入施工を完了。　

・２００８年（平成20年）9月
北青山の商業ビル（銀座線外苑前上部）に新しい創造「明かり取り面光源板」とエスカレータ沿いラインライティング照明にLED光源仕様を開発する。　

・２００９年（平成21年）　4月
豊島区上池袋癌研跡地の商業ビルにAC100V仕様による新しい点灯回路のLED面光源板が採用された。
回路内部品は全て半導体で構成

・２００９年（平成21年）　８月
文京区白山東洋大学の120周年事業に際して、創立からの履歴板と案内板にNICHIA製0.5WLEDの最新仕様を搭載したAC100V新回路のLED線光源を施行会社K様に納入する。　

・２００９年（平成21年）10月
山形県鶴岡市の旬菜料理屋Sさんの店名内照案内板として、平和製作所さんのご協力により躯体と併せて設置を行う。

・２０１０年（平成22年）7月
川崎駅東口再開発に伴うバスターミナル番車時刻表用面光源板４６基を納入する。

・２０１０年（平成22年）８月
日本橋再開発に伴うユイト室町商業ビル内の各階案内表示用面光源板を６基納入する。

・２０１１年（平成23年）5月
サンシャイン国際水族館（池袋）の全面リニューアルに伴う案内サイン・ ショー案内・誘導案内・ｺｰﾅｰ解説ｻｲﾝ・生物銘板用面光源板96基納入

・２０１１年（平成23年）１２月
新設横浜三井ビル1階案内用面光源LED基板18本とマイコン・時刻光色制御コントロールシステムを納入する。

・２０１２年（平成２４年）２月
クラレ様を通して１回充電３５１Kmの新電気自動車内部照明LEDおよび 赤外・エンコーダー・タッチセンサー制御システムを納入する。

・２０１２年（平成２４年）１２月
大阪インターコンチネンタルホテル内各ルーム番号LED照明納入（３年構想）

・２０１３年（平成２５年）１２月
東京駅八重洲口JR高速バスターミナルおよび都バスターミナルへ最新型LED点灯回路搭載の面光源板を納入する。
（JR：９　都バス：３ターミナル）

従来のLED方式は、供給電源の配線が必要であったが、
太陽光発電による面光源用LED基板は、独自の技術により極低電力(超少電流)回路を生み出しコードレス（配線工事が不必要）を可能にした商品です。

【設置場所】

・2017年（平成29年）1月
極低電力消費型ＬＥＤ線光源（１２Ｖ２Ｗ）を開発し、太陽光発電（太陽電池）とコラボして電源コードレスの内照式案内板を北海道恵庭市他に３基設置する