NPO オオムラサキを荒川の空に飛ばす会

現在、生物多様性保全活動のひとつとして
『NPO オオムラサキを荒川の空に飛ばす会』の活動を行っております。

「命の大切さを子供たちに伝えたい…。」

「準絶滅危惧種の国蝶オオムラサキを東京で育てたい…。」

「荒川都電の車窓から綺麗な蝶が見られたら…。」

そんな思いから活動が始まりました。

 

【オオムラサキの会のキッカケ】

2000年、社会問題の一つとして「少年犯罪が増加・凶悪化している」ということが挙げられました。
その一つの原因として、子供がゲームの影響から「命は生き返るもの」と考えてしまうことも問題となり、そのような「ゲーム脳の恐怖」の問題と向き合う機会がありました。

『命の尊厳』『命は生き返らないもの』

これらを、子供たちに伝えたい・触れ合ってほしい…
そんな願い込めて、小動物(国蝶のオオムラサキ)を東京で飼育するところから「オオムラサキの会」の活動が始まりました。


 

【前途多難なオオムラサキの会】

活動するにあたり、昆虫学の先生にご相談したところ「東京ではオオムラサキを育てるのは不可能。」と言われました。
原因は、排気ガスにおける大気汚染環境・オオムラサキを飼育できる環境が揃っていない…とのことでした。

環境を整えて、茨城県の知人より幼虫を分けていただき育ててみると、一週間で幼虫がどこにもいなくなってしまいました。
これは私たち自身の知識・勉強不足が原因でした。
事情をお伝えし頭を下げお話ししに行くと、貴重なアドバイスまで頂戴し再び幼虫を分けてくださることになりました。

 

【荒川自然公園でオオムラサキ観察園を】

東京都の飼育員の方たちと連携を取りおかげ様で2003年に、ケージ環境による管理で飼育活動を始めました。
施設は荒川区より提供していただくことになり、それを機にNPO法人として管理・飼育活動をし、現在も『荒川自然公園 オオムラサキ観察園』にて毎年多くのオオムラサキが命を生み羽ばたいております。


【荒川自然公園 国蝶オオムラサキ自然公園について】

NPO法人「オオムラサキを荒川の空に飛ばす会」が、荒川自然公園内の昆虫観察園横の飼育ゲージで国蝶オオムラサキを育てています。

《所在地》
〒116-0002東京都荒川区荒川八丁目25番3号

《入園料》
無料(2015.8現在)

《お問い合わせ》
荒川自然公園管理事務所
TEL/FAX:03-3803-4042

《荒川自然公園公式サイト》
http://arakawasizen-koen.com/

 

◎2019年7月13日(土)に「ぶらり途中下車の旅~東京さくらトラムの旅~」で荒川自然公園オオムラサキ観察園が紹介されました。(木下ほうかさん出演)

 

2019年07月14日